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 曲づくりのモチベーション、それはもともと怒りや切なさ、孤独感にあった。

 バンドを始めようと思ったのも、音楽を通じて当時の現状を打破したいという思いからだ。

 
 20代の頃はいろいろ悩んだなーとつくづく思う。湧きあがる感情は、ネガティブなもののほうが多かった。

 

 でも、最近は変わりつつある。極論を言えば、今後つくる曲はすべてラブソングになるかもしれない。もちろん、広義の意味での愛だが。。

 
 曲をつくり始めたとき、「僕は曲によって自殺志願者を思いとどまらせ、不登校者を引っ張り出す」ということをよく言っていた。

 
 活字にすると重たいが、要は悩みを抱える人の心に響き、明日への活力が湧いてくるような曲をつくりたいという思いだ。それは今も変わらない。

 
 僕自身、これまで何度も音楽によって救われてきた。

 尊敬するTha Blue HerbのBossさんのリリックに何度も心を揺さぶられた。その人の生き様が表れた曲によって価値観は変わるのだ。

 
 大切なのは、自分の言葉や音にうそをつかないことだと思う。自分の言葉でないと、それはやがて重荷となる。

 
 冒頭で述べたように、僕は怒りなどの感情をこれまで歌詞にしてきたが、今あふれ出る言葉はポジティブなものになりつつある。

 
 徐々に明るい曲が増え、ライブに来てくれるお客さんがみんな笑顔になるような愛されバンドになったら最高だと思う。いい意味で、これからの変化を楽しんでいきたい。


蔵枡卓史

Vocal, Guitar